はじめに
これから書く内容は私の経験をベースにしています。
TOEIC900をこれから目指される方の一助になれば幸いです。
私がTOEICの勉強を始めたのは点数によって会社から結構の額の報奨金がでる制度があったからです。
車の頭金にでもするかと軽い気持ちで勉強をはじめました。
最終目標は900点。ダラダラやっても仕方が無いので1年で達成をする計画でした。
以前受けたTOEICは400点強でしたので約500点アップが必要でしたが、2016年10月の試験で935点取り、無事一年で目標を達成しました。
900点を取ってみてわかったのは900点なんて英語ができるとはおよそ言えないレベルであることです。
よく勉強のための勉強ではなく、時間はかかっても英会話を中心に生きた英語を勉強してなんていう戯言を言う人がいますがはっきりいいます。
「TOEICで900点ぽっちも取れないくせに馬鹿言ってんじゃねー」と
一日の大半を英語の環境に浸っているならまだしも駅前入学なんかじゃ一生英語なんて使えるようになりません。
まずは最低限の英語レベルであるTOEIC900を達成し英会話を勉強した方が良いです。
これは断言できます。
それではTOEIC900がどのくらいのレベルなのか?1年で500点も上げられるのは特別な人間にしか無理なのではないか?
そのあたりの疑問を解説します。
TOEIC900点の実力
TOEICの問題がどのようなものかおさらいしましょう。
リスニング
パート1
絵を見て答える問題ですね。
「庭に花が咲いている」程度のリスニングです。日本語でこんなの聞かれるとぶち切れますよね。
パート2
短文を聞いて答える問題ですね。
「郵便局はどこですか?」「そこのスーパーの裏ですよ」程度のリスニングです。日本語で(以下略
パート3・4
英語の会話なりアナウンスなりを聞いて問いに答える問題ですね。少し難しくなりますが日本語だと小学生でも余裕ですよね。
リーディング
パート5・6
穴埋めですね。これも小学生でも余裕でしょう。
パート7
長文読解です。というか全然長文ではないし文章も肉屋の広告だったり手紙だったりはっきり言ってかんたんな内容です。
TOEICのレベル
おさらいしましょう。
TOEIC900点はだいたい9割くらいの正解率です。
大体四択として25%は分からなかった問題も正解しているとすると、86%確実にわかっていれば900点に届きます。
さて、上記のような問題で86%しかわからない。どのくらいの英語力ですか?
TOEIC900の英語力
肉屋のチラシの内容を14%間違えて理解してしまう。
飛行機のごく形式的なアナウンスも14%間違えて理解してしまう。
そんなレベルなのです。
TIME? Financial Times? 1ページも読めませんよ
空港で緊急のアナウンスをインド訛で話されたら?英語かすらわかりませんよ。当然飛行機に乗り損ねますよ。
では、何ができるのか?
基本的な単語は理解できます。間違えるとしてもある程度文法的な理解はできます。英語で話しかけられると英語であることはわかります。ゆっくりと話してもらえると8割程度はわかります。
そうすると、
簡単な表現でかつ自分の専門領域のニュース類は読めます。例えばTech系ならTechCrunchとか。
基本的な文法的を理解する力はあるので会話を勉強すればそこそこブロークンにはなりません。
そう、TOEIC900はゴールではなく、英語を活用するためのスタート地点なんです。
まずはここからです。
誰でも1年でTOEIC900点を取れるの?
TOEICに必要なのは、初歩の語彙力とアナウンスが聞き取れる程度のリスリング力です。
普通の方で1年あれば十分です。優秀な方ならそんなにかかりません。
次の記事以降で実際に400点程度の人が1年でTOEIC900を取るための具体的なプランについてお伝えしていきます。
できることなら過去の自分にアドバイスしたい。そんな内容です。